2007年4月27日金曜日

旅行雑記

数十年前に職場の友達と三人で網走、知床方面に旅行に出た。私たちはリュックに運動靴で、ユースホステルに宿をとった。 知床で羅臼だけに登ることにした。木下小屋のところから登山口に入る。 登山には入山許可証を記入しなければならないのを知らなかった。登山で心に残る人2人と知り合った。1人はマッターホルンの山に将来登ると、いっていた。そのために短期的に黒部ダムとか工事現場でアルバイトをしながらお金を貯めたそうだ。資金ができると国内の山を登り足慣らしをしているとのことだった。もう1人は工場で指を切断され、厭世的になり旅に出て1年になるといっていた。旅行に一緒に出た友達は同姓から見ても魅力的な人だったからその2人に好意をもたれた。友は付き合っていた方がいたから2人とは縁がつながれることもなかった。 知床に行って何年か後に後者の人が数冊の本と犬を連れて無人島に移り住んだと週刊誌に載っていた。もう30年以上も前の話だが、この2人の青年が今はどんな人生を歩んでいるか時々想像する。